離婚伝説が気になって、まず知りたくなるのは「結局どんな音楽なのか」ということではないでしょうか。名前のインパクトは強いのに、曲を聴くとやわらかさもあって、そのギャップが気になる方も多いと思います。
ここでは、離婚伝説のルーツを、2人の出会いから活動の始まり、そしてどんな音楽を通って今の形になったのかまで、分かりやすく整理していきます。
離婚伝説の音楽がなぜ耳に残るのか、その理由が見えてきますので、最後まで読んでみてください。
離婚伝説のルーツは2人の出会いから始まった
離婚伝説のルーツをたどるうえで、まず大事なのが2人の出会いです。ボーカルの松田歩さんとギターの別府純さんは、店員が演奏し、お客さんが歌う“バンドカラオケ”の店で出会いました。松田さんはホール、別府さんはギターを担当していて、最初から自然に仲良くなっていったそうです。
この時点ですでに、今の離婚伝説らしさの土台が見えています。派手な結成話というより、音楽が生活の近くにある場所で出会い、相手の人柄や演奏に信頼を持ったことから関係が深まっていったからです。いきなり大きな目標を掲げて始まったのではなく、いい距離感の中で音楽を重ねていった流れが、離婚伝説の力みのない空気につながっています。
松田さんは別府さんのギターを弾く姿を見て強く印象に残っていたと話していて、別府さんも松田さんを人として信頼できる存在だったと振り返っています。離婚伝説の音楽にある自然なまとまりは、こうした出会い方とも深く結びついているように感じます。
離婚伝説の活動の始まりはコロナ禍の曲作りだった
離婚伝説として動き出したきっかけは、2020年ごろのコロナ禍でした。お互いに時間ができた時期に、軽いオリジナル曲や弾き語りの楽曲を送り合うようになり、それが少しずつ積み重なって、活動が形になっていったそうです。松田さん自身も「ぬるっと始まった」と話していて、その自然な始まり方がとても印象的です。
ただ、始まり方は自然でも、音楽に対する気持ちはかなりはっきりしていました。松田さんは以前にバンド活動をしていて、その後はひとりでやろうと考えていた時期に、別府さんとならいい音楽ができそうだと思っていたそうです。別府さんも、もしバンドをやるなら一緒にやっていけそうな相手としかやりたくなかったと話しています。
つまり離婚伝説の始まりは、勢いだけで生まれたものではありません。互いの音楽性と人柄の両方に納得した2人が、無理なく組み上げていった形です。この関係性があるからこそ、離婚伝説の曲には背伸びした感じがなく、自然なのに印象が濃い音楽として届くのだと思います。
離婚伝説の活動は、2022年1月に始まりました。そこから音源や映像もセルフプロデュースで作り、少しずつ名前を広げていきました。
離婚伝説はどんな音楽をやってきたのか
離婚伝説の音楽ルーツを考えるときに欠かせないのが、どんなジャンルの要素を持っているかです。Mikikiのインタビューでは、離婚伝説の初アルバムには、AOR、ファンク、シティポップ、歌謡曲、ソウル、R&B、フュージョンといった多彩なルーツが詰まっていると書かれています。
この並びを見ると、離婚伝説の音楽がただ今っぽいだけではないことがよく分かります。AORのなめらかさ、ファンクの跳ね方、シティポップの都会的な香り、歌謡曲の親しみやすいメロディ、ソウルやR&Bの湿度、フュージョンの演奏感が、曲の中で自然に混ざり合っています。だから離婚伝説は、懐かしさがあるのに古くならず、耳あたりがいいのに軽くもならないのだと思います。
特に印象的なのは、こうした多彩なルーツを入れながらも、2人の中には「あくまでポップ・ミュージックでありたい」という共通した思いがあることです。ジャンルを並べるための音楽ではなく、聴いた人の耳に自然に入ってくる形に整えているから、離婚伝説の音楽は広く届きやすいのだと思います。
松田歩と別府純の背景が離婚伝説の音楽を作っている
離婚伝説の音楽ルーツは、ジャンル名だけでなく、2人がどんな背景で今にたどり着いたかも大きく関わっています。松田さんは鹿児島県出身で、高校卒業後すぐ18歳で上京し、原宿の古着屋で働いていたそうです。一方、別府さんは埼玉県出身で、東京に強い憧れを持っていたというより、自然に行き来する距離感の中で暮らしてきたと話しています。
この違いは、離婚伝説のバランスにも重なります。松田さんには外へ飛び出していく熱があり、別府さんには落ち着いて受け止める感じがある。その組み合わせが、離婚伝説の音楽にある熱さと余裕の両方を作っているように見えます。
さらに、2人とも音楽だけでなく、服や見え方を含めた全体の空気を大切にしています。FASHIONSNAPのインタビューでは、「ダサいとかっこいいは紙一重」という感覚が2人の間で大事なキーワードになっていると語られていました。これは音楽にもそのまま通じていて、少し古い匂いがする言葉やメロディを、今の感覚でかっこよく鳴らす力につながっています。
離婚伝説のルーツから見える音楽性の魅力
離婚伝説はどんな音楽なのかと聞かれたら、ひと言で片づけるのは難しいです。けれど、ルーツから見ていくと、その輪郭はかなりはっきりします。
2人はバンドカラオケの店で出会い、コロナ禍の中で曲を送り合いながら自然に活動を始めました。そこには、相手への信頼と、無理のない関係の中で音楽を作っていく流れがありました。
そして音楽的には、AOR、ファンク、シティポップ、歌謡曲、ソウル、R&B、フュージョンといった幅広い血筋を持ちながら、最終的にはポップスとしてきちんと届く形に落とし込んでいます。だから離婚伝説の音楽は、通っぽい名前を並べなくても聴きやすく、でも少し聴き込むと、奥にあるルーツまで見えてくる面白さがあります。
離婚伝説の魅力は、感覚だけで語れる音楽ではありません。2人の出会い、活動の始まり、通ってきた音楽の広さが重なって、今の独特な音楽性になっています。だからこそ、離婚伝説はどんな音楽なのかを知りたい人ほど、まずはルーツから見ていくと、ぐっと分かりやすくなります。
✦離婚伝説の音楽性が気になった方は、バンド名に込められた意味もあわせて読むと、2人の世界観がより見えやすくなります。
✦また、楽曲の言葉に触れたい方は、「ステキッ!!」の歌詞に込められた恋心についても読んでみてください。

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